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2024.06.30 コラム
葬儀や法要は大切な儀式ですが、それに続く「精進揚げ」は、ご遺族や参列者が故人を偲び、感謝の意を表すための重要な行事です。
この記事では福岡県春日市にお住まいの方向けに、精進揚げについてご紹介します。
精進揚げは仏教の伝統的な行事の一つで、故人の葬儀や法要が無事に終わった後に行われる会食のことを指します。
元々は、四十九日法要を終えてから精進料理を通常の食事に戻す意味合いがありましたが、現在では初七日法要後に行われることが一般的です。
この会食は、故人を偲び、ご遺族や参列者が一堂に会して食事を共にすることで、弔問者や僧侶に対する感謝の意を表す場でもあります。
精進揚げの食事には、一般的に和食が提供されることが多く、懐石料理や仕出し弁当、寿司などが主流です。
特に、季節感を大切にした食材が用いられ、参列者が心から食事を楽しめるような配慮がされています。
また、精進揚げは単なる食事ではなく、故人を偲びながら遺族とともに過ごす時間であり、参加者同士の交流の場でもあります 。
なおコロナウイルスの影響で、昨今は精進揚げの代わりにお弁当が配られることも多くなっています。
通夜ぶるまいは、通夜の後に行われる食事のことで、参列者全員に対して提供されます。
通夜ぶるまいの料理は、オードブルや大皿料理が中心であり、手軽に取り分けられる形式が一般的です。
参列者は料理に少し箸をつけた後、早めに退席することが多いため、参加人数の把握が難しく、大皿で提供されることが多いです。
一方、精進揚げは初七日法要後に行われ、招待された参列者に対して一人一膳ずつの料理が提供されます。このため、事前に参加人数を把握しておく必要があります。
※葬儀の際に初七日の法要を一緒に行う式中初七日の場合は、火葬場での会食を精進あげとすることがあります。
また、通夜ぶるまいが比較的短時間で済まされるのに対し、精進揚げはゆっくりと食事を楽しむ時間を設けるのが一般的です。
精進揚げは、一般的に次のような流れで進行します。
まず、喪主やご遺族が参列者に対して感謝の挨拶を行い、僧侶による献杯が行われます。
この献杯では、位牌やご遺影の前にお酒を供え、全員が一斉に杯を持ち上げて「献杯」と発声します。
その後、食事が始まり、参列者は故人の思い出話をしながら食事を楽しみます。
食事の時間は1~2時間程度が一般的で、喪主やご遺族は参列者にお酌をしながら挨拶をして回ります。
最後に、再び喪主や遺族が感謝の挨拶を行い、精進揚げが終了します。
このように、精進揚げは故人を偲びながら、ご遺族や参列者が共に過ごす大切な時間です 。
精進揚げの料理は、一般的に和食が中心です。
懐石料理や仕出し弁当、寿司などが提供され、季節感を大切にした食材が使用されます。
また、お祝いの席に出されるような豪華な料理(伊勢海老や鯛など)は避けるのが一般的です。
精進揚げの料理には、肉や魚が含まれることが多く、精進料理とは異なります。
※精進料理は、仏教の戒律に基づき、肉や魚を使わずに野菜や豆類を中心とした料理です。
健康と精神の調和を図るため、シンプルで栄養バランスが取れた料理が特徴です。
精進揚げの席では、以下のようなマナーに注意することが重要です。
まず、参列者同士の会話は故人を偲ぶ内容にし、過度に明るい話題や冗談は避けるべきです。
また、お酒を飲み過ぎたり、羽目を外したりすることも避ける必要があります。
席次については、僧侶が最上座に座り、故人の親しい友人や親族が上座に、喪主や遺族は下座に座るのが一般的です。
喪主やご遺族は参列者にお酌をしながら挨拶をして回りますが、一人ひとりに時間をかけすぎないようにすることも大切です。
費用の相場は、一人当たり3,000円から1万円程度であり、平均的には4,000円から5,000円で準備するのが一般的です。
料理の種類や参列者の人数によって費用は変動しますが、事前に参加人数を把握し、適切な料理を準備することが重要です。
また、僧侶に対しては、同じ料理を提供するか、場合によっては御膳料として5,000円から1万円を包むと良いでしょう。
以上、精進揚げについてご紹介しました。
彩苑の福岡みなみ斎場では、葬儀に関するご相談をいつでも受け付けております。
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