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2024.05.12 コラム
葬儀では何度か会食を行う場面があり、その際の文化として献杯(けんぱい)があります。
献杯と乾杯を聞き間違えマナー違反を起こしてしまわないよう、この記事では福岡県春日市にお住まいの方向けに、献杯についてご紹介します。
献杯とは、葬儀や法要などの弔事の後に行われる精進落とし(精進揚げ)等の会食の際に、故人に対する敬意を表して杯を捧げる行為を指します。
※精進落としは葬儀や初七日法要の後に行われる会食です。かつては仏教の精進料理の慣習に基づいていましたが、現代ではその宗教的意味合いは薄れ、故人への供養や参列者のおもてなしの意味合いが強くなっています。
この儀式は、喪主やご遺族の挨拶に続いて行われ、参列者が故人を偲びながら食事を始める前に行われるのが一般的です。
一方で、乾杯は主に慶事の席で行われる行為で、参加者がお互いのグラスを合わせ、祝福や祈りを込めて杯を交わすことを意味します。
乾杯の際には「乾杯!」の掛け声と共に、参加者がグラスを軽く打ち合わせるなどして、明るい雰囲気を作り出します。
このように献杯と乾杯は、目的と場面が全く異なります。
献杯は故人への敬意と追悼の気持ちを表すために行われる厳粛な儀式であり、参加者は静かに、そして敬意を持って杯を捧げます。
対照的に、乾杯は喜びやお祝いの席で行われ、参加者が互いの幸せを願いながら賑やかに行うものです。
したがって、献杯の際には拍手や歓声を上げることはなく、乾杯のようにグラスを打ち鳴らすこともありません。
献杯は宗教や宗派による決まりは無いため、流れについても決まりはありません。
そのためここでは、一般的な献杯の流れについてご紹介します。
葬儀や法要の終了後、参列者は静かに会食の会場へと向かいます。
スタッフやご遺族によって、参列者全員に飲み物が配られます。
この際、参列者同士で静かに飲み物を注ぎ合うこともあります。
参列者全員に盃が行き渡った後、献杯の挨拶をする人が立ち上がり、故人を偲びながら参列してくれた人々への感謝の意を込めた挨拶を行います。
そして代表者の「献杯」という掛け声とともに、参列者は杯を胸の高さで静かに掲げ、静かに「献杯」と唱和します。
献杯が終わると、食事が始まります。
この時間は、故人を偲びながら、参列者同士で故人との思い出を語り合い、慰め合う貴重な機会となります。
献杯は得敵の宗教や宗派によって決まりきったルールがあるわけではなく、地域や家族の決まりに習うことが多いです。
そのため献杯につきましても、事前に地域の方々や葬儀社へ問い合わせるのが最も良い方法でしょう。
その上で、一般的な献杯のルールについてご紹介します。
まず、献杯では乾杯の際に見られるような杯を高く掲げたり、打ち鳴らしたり、大きな声で唱和したりすることは避けられることがほとんどです。
献杯は静かで落ち着いた雰囲気の中で行い、拍手も控えます。
献杯の挨拶をする人は、必ずしも喪主に限りません。
事前に依頼されることが一般的ですが、故人と親しかった人やご遺族など、さまざまな人が挨拶を行うことがあります。
挨拶を依頼された場合は、挨拶の内容についてよく考えた上で、短く簡潔にまとめることが大切です。
長過ぎる挨拶は避け、約1分程度に収めるのが望ましいでしょう。
挨拶の内容では、故人を偲ぶ言葉やお悔やみの言葉を盛り込むことを忘れずに。
また、忌み言葉や重ね言葉を避けましょう。
特に「四」「九」「死去」「生きる」などの言葉は、直接的に「死」を連想させるため控えたほうが良いでしょう。
献杯の際は、飲み物を自分で注ぐことは避け、配られるのを待ちます。
また、献杯が終わるまでは料理や飲み物を口にしないようにしましょう。
以上、春日市の方向けに献杯についてご紹介しました。
弊社彩苑の福岡みなみ斎場では、このような葬儀のマナーや終活相談についていつでもお問い合わせを受け付けています。
福岡県春日市にお住まいの方は、福岡みなみ斎場まで、ぜひお気軽にご相談ください。
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